目次:

SharePointからGoogle共有ドライブにデータを移行する理由は?

SharePointとGoogle共有ドライブは、主にビジネス用途で利用されます。SharePointを共有ドライブと同期したり、ファイルを転送させたりすることで、散在しているファイルを一元管理でき、チーム間のコラボレーションを強化できます。

SharePoint OnlineからGoogle共有ドライブにデータ移行
SharePoint OnlineからGoogle共有ドライブにデータ移行

ただし、共有ドライブは以下の点でSharePoint Onlineを勝っています:

  • コスト:企業向けプランでは、同じ「Business Standard」プランでも、共有ドライブは月額¥1,805で2TBのストレージを提供するのに対し、SharePointは月額¥1,847で1TBしか提供しません。
  • コラボレーション機能:Google共有ドライブは、カレンダー、会議、メールなどと連携し、ソーシャルアクティビティとの結びつきを強化できます。一方、SharePoint OnlineはMicrosoft製品(Office 365など)との連携に特化しており、主にファイル中心のコラボレーションが可能です。そのため、クラウドにより多くのソーシャル機能を求める場合、共有ドライブの方が適しています。
  • 追加機能:共有ドライブは、SharePointと比べて「ファイル復元」、「オフラインアクセス」、「アーカイブと保持」などの機能が追加されており、業務効率化に役立ちます。

もしSharePointユーザーで、「より低コスト」、「ソーシャル連携の強化」、「豊富な機能」を求める場合、Google共有ドライブは優れた選択肢です。これが、一部のユーザーがSharePoint Onlineから共有フォルダにデータを移行する理由です。

「効率的」MultCloudでSharePointから共有ドライブにデータを移行

SharePointのファイルをネットワーク共有ドライブまたはGoogle共有ドライブに転送したい場合、「MultCloud」の利用がおすすめです。大量のデータをダウンロード/アップロードで移行するのは非常に手間がかかりますが、MultCloudには「クラウド転送」、「チーム転送」、「クラウド同期」、「クラウドバックアップ」などの機能があり、面倒な作業を効率化できます。

MultCloud
MultCloud

SharePoint Onlineから共有フォルダにファイルを移行するには、「クラウド転送」機能をご利用いただけます。転送したいファイルを選択し、「今すぐ転送」のボタンをクリックするだけで、転送タスクが作成されます。転送処理中はパソコンをシャットダウンしても問題ありません。MultCloudはオフライン状態でも処理を継続するからです。もう1つの方法として「コピーして貼り付け」機能を使うことも可能です。SharePoint内のファイルをコピーし、ネットワークドライブやGoogle共有ドライブに直接貼り付けることができます。

クラウド転送機能でSharePointから共有ドライブにデータを移行

初心者の方でも、簡単に操作できるように具体的な手順をご説明します。

ステップ 1:MultCloudにアクセスし、「始める」をクリックして新しいアカウントを作成します。

ステップ 2:「クラウドを追加」ボタンをクリックし、表示されるクラウドアイコンの中から SharePoint Onlineと共有ドライブを選択し、画面の指示に従って追加します。

sharepointと共有ドライブを追加
sharepointと共有ドライブを追加

ヒント:Google共有ドライブはGoogle Workspaceとは別扱いのため、転送先として選択する場合は「共有ドライブ」を選んでください。SharePointからAmazon S3にファイルを転送する場合、Amazon S3を MultCloud に追加する必要があります。

ステップ 3:「クラウド転送」を開き、転送元のSharePointと転送先の共有ドライブを選択します。ファイルやフォルダを個別に指定することも可能です。

SharePointから共有ドライブにファイルを転送
SharePointから共有ドライブにファイルを転送

 ステップ 4:「今すぐ転送」をクリックすると、SharePoint Onlineから共有フォルダの移行が開始されます。転送状況は「タスクリスト」で確認可能で、成功または失敗の結果が表示されます。

ヒント:

  • 手動でファイルを選択するのが面倒な場合、「オプション」の「フィルタ」機能を使い、特定の拡張子のみを転送するように設定できます。
  • 自動で転送を開始したい場合、「スケジュール」機能で指定した日時に実行するように設定可能です。定期的な転送タスクも作成できます。
  • 無料プランでは5GBまでの転送が可能です。大容量のファイルを高速で転送したい場合は、有料プランへのアップグレードをご検討ください。
オプションのフィルタ
オプションのフィルタ
スケジュール
スケジュール

コピー先機能でSharePointから共有ドライブにファイルをコピー

前述の通り、ファイル転送には「コピー先」機能を使用する方法もあります。操作は簡単で、以下の手順でSharePointファイルを共有ドライブにコピーできます。

ステップ 1:MultCloudアカウントに登録してSharePoint Onlineと共有ドライブを追加します。

ステップ 2:SharePoint Onlineを開き、移動したいファイルまたはフォルダを選択します。

ステップ 3:上部メニューの「コピー先」をクリックします。ポップアップウィンドウで転送先の共有ドライブフォルダを選択して、「はい」をタップすると、選択したファイル/フォルダが共有ドライブフォルダに保存されます。

SharePointから共有ドライブにファイルをコピー
SharePointから共有ドライブにファイルをコピー

ヒント:同じページで、コピーしたいファイルを選択し、上にある「コピー」をクリックして、共有ドライブのフォルダを開いてから上にある「貼り付け」をクリックし、選択したファイル/フォルダが共有ドライブフォルダに保存こともできます。

「一般的」 SharePointから共有ドライブにデータを移行

通常、ダウンロードしてアップロードする方法でも、SharePointからGoogle共有ドライブへのファイル転送が可能です。ただし、この方法では、転送中はパソコンの前で待機し、またネットワーク接続が安定していることを確認する必要があって、転送中にコンピュータが突然シャットダウンしないようにするなどの点に注意が必要です。

ステップ 1:SharePointアカウントにログインし、移動したいファイルを選択して、「ダウンロード」をクリックしてローカルに保存します。

SharePointからファイルをダウンロード
SharePointからファイルをダウンロード

ステップ 2:Google共有ドライブアカウントにログインします。先ほどダウンロードしたファイルをアップロードします。

共有ドライブにファイルをアップロード
共有ドライブにファイルをアップロード

その他のよくある質問と解決方法

SharePointから共有フォルダへの移行方法以外に、ユーザーからよく寄せられる2つの質問とその解決策をご紹介します。

質問1:SharePointと共有ドライブを同期させることができるのか?

MultCloudの「クラウド同期」機能を使用すれば、簡単に同期が可能です。以下は手順です。

1. MultCloudにSharePointと共有ドライブを追加します。

2. 「クラウド同期」を選択して同期設定を開始します。

3. 常に最新状態を維持したい場合は「リアルタイム同期」を選択します。

SharePointと共有ドライブを同期
SharePointと共有ドライブを同期

これで、SharePointのファイル変更が自動的に共有ドライブに反映されます。

ヒント:「オプション」をクリックして同期モードを選択し、また「メール」と「フィルタ」を設定します。

クラウド同期のオプション
クラウド同期のオプション
  • ミラー同期:同期元クラウドと同期先クラウドのファイルが常に同じ状態になります。
  • 移動同期:タスクが完了すると、同期先クラウド内のすべてのファイルが削除されます。
  • 累積同期:同期元クラウドでファイルを削除しても、同期先クラウド内の同じファイルは削除されません。
  • 更新同期:同期先クラウド内のすべてのファイルが削除され、同期元クラウドで追加または変更されたファイルが同期先クラウドに転送されます。
  • 増分同期:同期先クラウドにサブフォルダが作成され、同期元クラウドで追加または変更されたファイルがそのサブフォルダに転送されます。
  • フル同期:同期先クラウドにサブフォルダが作成され、同期元クラウド内のすべてのファイルがそのサブフォルダに転送されます。

質問2:SharePointライブラリから共有ドライブへファイルをコピーするには?

複数のウェブサイトを開いてコピーとペーストする必要はありません。MultCloudの「コピー先」機能が最適です。以下は手順です。

1. MultCloudにSharePointと共有ドライブを追加します。

2. 転送したいファイルを選択します。

3.  「コピー先」をクリックして転送先を共有ドライブに指定します。

SharePointライブラリからファイルをコピー
SharePointライブラリからファイルをコピー

logo

  • クラウド転送:ダウンロードせずにクラウド間でファイルを自動的に転送します。
  • クラウドバックアップ:別のクラウドにファイルをバックアップし、異なるバージョンで復元します。
  • チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送します。
  • メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行します。
  • イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存します。

質問3:共有アイテムを共有ドライブに移動するにはどうするか?

Googleドライブの共有アイテムを共有ドライブに移行するには、管理者アカウントでドライブを開き、フォルダをドラッグして移動先へ移動します。

また、マイドライブ内のフォルダやファイルを右クリックして、「指定の場所へ移動」を選択して共有フォルダに移行することもできます。

共有ドライブにファイルやフォルダを移行するには、移動元と移動先の共有ドライブに対して必要なアクセス権が必要です。

まとめ

以上3つの方法で、SharePointから共有ドライブへのデータ移行が可能です。お好みの方法をお選びいただけますが、最初にご紹介した方法「MultCloud使用」が最もおすすめです。時間の節約ができて、オフラインでも転続可能で、ネットワーク環境への依存度が低いです。 同じ手順で「SharePoint間」のファイル転送にも応用可能です。一度ログインしてクラウドを追加すれば、次回からはこの2つのステップをスキップできます。もっと簡単なファイル転送を体験してみませんか?

MultCloud Logo

30以上の主流クラウドを1つのプラットフォームで追加・管理できます。

無料登録

100%安全

新しいリリース

メールをPDFとして保存

GmailやOutlookをMultCloudに追加すると、メールをPDFに変換してデバイスやクラウドストレージに保存することができます。

無料で始める