目次:
ユーザーケース:iCloudがデスクトップと書類のファイルをすべて削除した
Macのデスクトップのデータが消えてしまいました。 復元方法を教えて下さい。
ここ2、3日ほど前から、何故かMacのデスクトップのフォルダの下に雲マークが出ていて、自分で設定した訳でもないのに何でだろうと思いつつスルーしていました。 多分これってiCloudでiPhoneと勝手に同期していたという事ですよね?
自分なりに調べましたが、下記では対処できず。
・iCloudをブラウザから見て「データの復元」をチェックしても、復元したいデータは表示されなかった。
・Mac/finder/移動/ホームに/iCloud Drive(アーカイブ)というフォルダがありその中に消えたデータが入っているらしいですが、私のMacの中にそのフォルダが何故か無かった。
大変困っております...どなたか復元方法を教えていただけますと幸いです。
- Yahoo知恵袋からの質問
このような問題に遭遇しても慌てずに、以下の原因と解決策を確認してください。
iCloudのデスクトップと書類が消えた理由
MacのiCloud設定で「デスクトップと書類フォルダ」の同期をオフにすると、iCloudに保存されていたファイルはローカルのMacから削除され、iCloud上にのみ残ります。これが、Macからファイルが「消えた」ように見える原因です。
なぜ「消える」のですか?「ストレージ最適化」機能の影響のです。iCloud同期を有効にした場合、Macはストレージを節約するため、最近使用したファイルのみをローカルに保持し、それ以外はiCloudに保存します。
このオプションをオフにすると、Macはこれらのフォルダのストレージ最適化を停止するため、ローカルコピーを削除してストレージを解放します。ただし、これらのファイルはiCloudドライブのウェブサイトや、iCloudドライブが有効で同期されている他のデバイスから引き続きアクセス可能です。
重要なデータを失わないためには、iCloud設定を変更する前に、iCloudドライブ内の重要なファイルをSynology NASにバックアップしておくことが非常に重要です。
Macで「デスクトップと書類」をオフにするとどうなる?
iCloudのデスクトップと書類はどこに行きました?「デスクトップと書類フォルダ」の同期をオフにすると、ファイルはiCloudドライブに残ったままになり、Macのホームフォルダ内に新しい「デスクトップ」と「書類」フォルダが作成されます。これまでiCloudと同期していたファイルはMacのローカルからは消えますが、iCloudドライブのウェブサイトや他の同期デバイスから引き続きアクセス可能です。
特定のファイルをMacで使いたい場合は、iCloudドライブから手動で移行できます。新しい「デスクトップ」や「書類」フォルダにドラッグとドロップするか、任意の場所にコピーすれば、オフラインでも利用可能です。
この方法を使えば、どのファイルをローカルに残すか自由に選択でき、ストレージを最適化しつつ、重要なファイルをインターネット接続なしで使えるようになります。
「3つの方法」iCloudからデスクトップと書類を復元
iCloudで「デスクトップと書類フォルダ」を無効にした後、ファイルが消えてしまった場合でも、以下の方法で復元できます。
方法1:デスクトップと書類フォルダを再度有効
以下の手順で、Mac上で消えたフォルダを復元できます。
1. Appleアイコンで「システム環境設定」を開きます。
2. 「Apple ID」で「iCloud」を選択します。
3. 「iCloud Drive」の横にある「オプション」をクリックします。
4. 「デスクトップと書類フォルダ」にチェックを入れ、「完了」を押します。
これで、デスクトップとドキュメントフォルダが復元され、ファイルが再表示されます。
方法2:iCloudドライブ(アーカイブ)フォルダを確認
誤ってiCloudドライブをオフにしたり、iCloudからサインアウトした場合、「デスクトップと書類」のファイルが消えたように見えることがあります。しかし、iCloudドライブを無効にする際に「バックアップを保持」を選択していた場合、Mac上に「iCloud Drive(アーカイブ)」フォルダが作成され、すべてのファイルが保存されています。
ヒント:「iCloud Drive(アーカイブ)」フォルダは、Macintosh HD>ユーザ>あなたのユーザ名>iCloud Drive(アーカイブ)にあります。
iCloudのデスクトップとドキュメントを復元する手順は以下です:
1. 「iCloud Drive(アーカイブ)」フォルダを開きます。
2. 「Desktop」および「Documents」フォルダに属するファイルを確認し、任意の場所に移行します。
方法3:iCloud.comの「最近削除した項目」を確認
「デスクトップとドキュメントフォルダ」の同期をオフにした後、一部のファイルが完全に消えてしまった場合、以下の手順で復元できる可能性があります。
1. iCloud.comにアクセスし、Apple IDでログインします。
2. 「Drive」を開き、「最近削除した項目」を選択します。
3. 消えたファイルが一覧に表示されていないか確認します。iCloudは削除したファイルを30日間「最近削除した項目」に保持するため、この期間内であれば復元可能です。
4. 復元したいファイルを選択し、「復元」をクリックします。
重要:
復元後、デスクトップやドキュメントフォルダ内のファイルを別の場所に移動すれば、iCloud同期の影響を受けなくなります。
おまけ:iCloudドライブを他のクラウドにバックアップしてデータを保護
「iCloudがデスクトップとドキュメントのファイルを削除した」という問題を防ぐため、Googleドライブ、OneDrive、Dropboxなどの他のクラウドサービスを活用してバックアップすることを強くおすすめします。MultCloudという便利なクラウドファイル管理ツールを使えば、簡単に複数のクラウド間でデータを保護できます。
MultCloudの主な機能:
- パソコンから直接ファイルをアップロード可能です。Googleドライブ、OneDrive、Dropbox、Google Workspace、OneDrive for Business、Dropbox Business、iCloudドライブ、iCloud写真、Googleフォトなどの30以上のクラウドサービスに対応します。
- ダウンロードと再アップロード不要で、iCloudドライブから他のクラウドに直接移行可能とiCloudバックアップから完全削除したファイルを復元可能です。
- iCloud写真からGoogleフォトに同期してストレージを節約し、iCloudの容量を自動的に解放します。
これで、OneDriveを例に、MultCloudでiCloudドライブをバックアップする手順は以下です:
1. MultCloud公式サイトにアクセスし、無料アカウントを登録後、ログインします。
2. 「クラウドを追加」でiCloudドライブを選択し、画面の指示に従って認証を完了します。同様にOneDriveも追加します。
3. 左メニューの「クラウドバックアップ」をクリックします。バックアップ元にiCloudドライブ、バックアップ先にOneDriveを選択します。
4. 「今すぐバックアップ」をクリックすると、iCloudドライブのファイルがOneDriveにコピーされます。
ヒント:
- 安定したインターネット接続を確保し、有料プランにアップグレードすると転送速度が向上します。
- 「オプション」で「Eメール」や「フィルタ」を有効にすると、バックアップ管理がさらに便利になります。
- 「スケジュール」で毎日、毎週、毎月など、自動バックアップのスケジュールを設定可能。バックアップのバージョン管理もサポートされています。
「クラウドバックアップ」機能を加えて、MultCloudはその他の便利な機能があります:
- クラウド間同期:異なるクラウドを10種類の同期モード(リアルタイム、双方向、移動同期など)で連携可能。
- クラウド間転送:iCloudドライブからOneDriveなど直接ファイルを転送可能。
- 安全なファイル共有:パスワード付きでiCloudドライブのファイルを家族や友人と共有可能。
- チーム転送:ビジネスクラウド間でサブアカウントをマッチングさせながらファイルを転送する。
- メール移行:一度に複数のメールと添付ファイルをPDFファイルとしてクラウドに移行する。
- イメージセーバー:Instagramやウェブサイト、Google検索から画像をローカルまたはクラウドに保存する。
- ブラウザ拡張機能:ChromeやEdgeの拡張機能を追加すれば、ブラウザから簡単にクラウド間ファイル移動が可能。
MultCloudを使えば、iCloudドライブのデータを安全に管理し、他のクラウドサービスとシームレスに連携できます。
まとめ
今回ご紹介した方法で、「iCloudがデスクトップと書類のファイルを削除してしまった」という問題は解決可能です。主な対処法として、iCloud同期設定を再度有効にする方法、iCloudドライブ(アーカイブ)フォルダから復元する方法、iCloudの「最近削除した項目」から復元する方法が効果的でした。
より安全なデータ管理のためには、MultCloudなどのツールを活用してiCloudドライブのデータを他のクラウドサービス、例えばOneDriveに定期的にバックアップすることを強くおすすめします。これにより、誤削除や同期トラブルによるデータ損失リスクを大幅に軽減できます。
データの安全性を確保するためには、常にバックアップを取る習慣を身につけることが最も重要です。万が一の事態に備え、大切なファイルは複数の場所に保管するように心がけましょう。
これらの対策を講じることで、iCloud関連のトラブルに慌てることなく、スムーズにデータを管理・復元できるようになります。
よくある質問
1.iCloudのファイルを消したらどうなりますか?
iCloudドライブに保存する必要がなくなったファイルを削除できます。iCloud.comでiCloudドライブからファイルを削除すると、iCloudドライブがオンになっているすべてのデバイスからも削除されます。
2.iCloudに保存したものは消してもいいですか?
iCloudに保存していたバックアップは削除してしまうと復元できません。パソコンのiTunesは復元用ソフトをつかうと復元できることもありますが、確実に復元できるとは限りません。iPhoneのデータが永久的になってしまう可能性があるので注意が必要です。
3.ストレージを減らす方法はありますか?
ストレージ容量を減らすには、まず不要なファイルやアプリを削除し、次にキャッシュを削除します。また、写真や動画をクラウドストレージにバックアップしたり、外部ストレージを活用したりする方法もあります。
MultCloudがサポートするクラウド
-
Google Drive
-
Google Workspace
-
OneDrive
-
OneDrive for Business
-
SharePoint
-
Dropbox
-
Dropbox Business
-
MEGA
-
Google Photos
-
iCloud Photos
-
FTP
-
box
-
box for Business
-
pCloud
-
Baidu
-
Flickr
-
HiDrive
-
Yandex
-
NAS
-
WebDAV
-
MediaFire
-
iCloud Drive
-
WEB.DE
-
Evernote
-
Amazon S3
-
Wasabi
-
ownCloud
-
MySQL
-
Egnyte
-
Putio
-
ADrive
-
SugarSync
-
Backblaze
-
CloudMe
-
MyDrive
-
Cubby